日本3Dプリンター、3Dスキャナー「EinScan」シリーズ4機種発売
2018/02/07 11:30
日本3Dプリンターは、3Dスキャナー「EinScan(インスキャン)」シリーズ4機種を発売する。低価格ながらプロ仕様で使えるとし、ハンディ型の「EinScan-Pro」と「EinScan-Pro+」、卓上型の「EinScan-SE」の「EinScan-SP」をラインアップする。
EinScan-ProとEinScan-Pro+は、ハンドヘルド型3Dスキャナーで、手に持って広範囲をスキャンするハンディスキャンモード、三脚とターンテーブルを使用したオートモードをサポートする。また、オプションのカラー取得モジュールを使用することでフルカラーでのテクスチャースキャンも可能だ。
スキャン精度は共に0.05mm(オート、シングルスキャン)で、EinScan-Pro+がスキャン範囲50~150mm(ターンテーブル)、100~4000m(HDスキャン)、スキャンスピード55万点/秒(HDスキャン)、EinScan-Proがスキャン範囲30~150mm(ターンテーブル)、30~4000m(HDスキャン)、スキャンスピード9万点/秒(HDスキャン)。ともに本体重量は0.8kgだ。
EinScan-SEおよびEinScan-SPは、卓上型の3Dスキャナーだ。いずれもターンテーブルを使用したオートマティックスキャンとフリースキャンの2種類のスキャンモードを選択できる。また、フルカラーテクスチャに対応しており、stlやobj形式でのファイル出力が可能だ。
共に1.3Mpixelのカメラを使い、シングルショットスキャン精度が0.1mm以下、最小スキャン範囲30×30×30mm、最大スキャン範囲が200×200×200mm(オートスキャン)、700×700×700mm(フリースキャン)となっている。いずれも本体重量2.5kg、本体サイズは570×210×210mmだ。
4機種いずれも光源には白色光を用い、出力フォーマットは、OBJ、PLY、STL、ASCに対応。付属ソフトウェア「EinScan Software」には各部分のスキャンデータを簡単にオートマージする機能があるので、初心者でもきれいな3Dスキャンデータの作成が可能だとしている。価格など見積もりは同社Webサイトで受け付けている。