HP、フルカラー対応3Dプリンター「HP Jet Fusion 300/500」シリーズ発表
2018/02/08 13:00
HPは、フルカラー対応の産業用3Dプリンター「HP Jet Fusion 300/500」シリーズを発表した。
HP Jet Fusion 300/500シリーズは、量産に対応できる産業用3Dプリンター「HP Jet Fusion 3D 3200/4200/4210」に加わるフルカラー対応の新型となる。
従来モデル同様、同社の2Dプリント技術を活用した独自のマルチジェットフュージョン方式を採用しており、同価格帯のFFF/SLS(熱溶融積層/選択的レーザー焼結)方式より高速での造形が可能だとしている。また、ボクセルレベルでの3Dデータ制御や、オープンプラットフォームのマテリアル/アプリケーション開発といった特徴も引き継いでおり、従来モデルユーザーには同じプラットフォームを利用してのフルカラー造形が可能になるというメリットがある。
造形サイズは、HP Jet Fusion 300シリーズが7.5×10.0×9.8インチ(約190×254×248mm)、500シリーズが7.5×13.1×9.8インチ(約190×332×248mm)、HP Jet Fusion 340/540がブラック/ホワイトの造形、380/580がフルカラー造形に対応し、カラーファイル形式はOBJ/VRML/3MFをサポートする。
価格は5万ドル(約548万円)~で、小/中規模の開発チーム、デザインビジネス、大学、研究機関などでの利用を想定する。