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LEDの光でインターネット接続——Li-Fi対応LEDデスクライト「MyLiFi」

LEDを光源とする可視光通信方式Li-Fiに対応したLEDデスクライト「MyLiFi」のクラウドファンディングが進行中だ。

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Li-Fi (Light Fidelity)は、IEEE802.15.7r1として標準化されている可視光無線通信だ。Wi-Fiと混信することもなく、電波障害を引き起こさないので、病院などの電子機器の使用に注意が必要な場所でも使用することができる。可視光を使うため到達距離は限られているが、壁で容易に遮蔽できるためセキュリティが高いとも言える。

MyLiFiは、Li-Fiに対応したLEDデスクライトだ。Li-Fi用ドングル(USB-A/USB-C)をセットしたPCとの間で、上り10Mbps/下り13Mbpsのデータ通信が行える。MyLiFiはRJ-45コネクターから、イーサネット/PoEインジェクター経由の電源供給に対応する。また、パワーオフモードを用意し、ライトオフ(注:データ通信は可能だが目には認識できない程度の照度)による通信ができる。

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照明器具としての仕様は、重さ4.4Kg、消費電力13W。LEDの寿命は5万時間。デザインが良く、また、機能面も充実しており、日の出/日の入りのように徐々に明るく、あるいは暗くしたり、部屋や状況に合わせて光の色合いを自然光から昼光色まで(2200~6500ケルビン)調節することができる。調光はスマートフォンで行える。

MyLiFiの事前注文価格は、本体の他、WindowsとMacに対応するUSBドングルとPoEインジェクターが付いて840ドル(約9万1000円)。出荷は2018年7月の予定で、日本への送料は60ドル(約6500円)だ。

MyLiFiは2018年3月9日までクラウドファンディングを実施。2018年2月13日時点で目標の5万ドル(約540万円)に対して、約8000ドル(約87万円)を集めている。

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