Raspberry Pi CM3/3Liteに対応——Raspberry Pi用キャリアボード「RPi-CM3MB」シリーズ
2018/02/13 10:00
ラトックシステムは、Raspberry Pi Compute Module 3/3 Liteに対応したキャリアボード「RPi-CM3MB」シリーズを2018年3月下旬に発売する。
RPi-CM3MBシリーズとして、「RPi-CM3MB2/RPi-CM3MB2L」、PoE対応版「RPi-CM3MB2-PoE/RPi-CM3MB2L-PoE」、同小型版の「RPi-CM3MB3/RPi-CM3MB3L」の6製品をラインアップする(LはCM3 Liteバンドルモデル)。組込みに適した設計で、基板上のSO-DIMMスロットにCM3をセットして、Modbusを利用したFA/LA制御をはじめ、センサーデバイスの計測や、ネットワークカメラと連携した監視、デジタルサイネージ用デバイスなどに応用できる。
基板サイズは、RPi-CM3MB2が166×112mm、RPi-CM3MB3が120×84mm。フラッシュストレージの搭載されていないCM3 Liteを使用する場合でも、基板上に搭載されているmicroSDスロットからOSの起動が可能だ。
また、RPi-CM3MB2/RPi-CM3MB2-PoEはバックアップ用リチウムイオン電池を搭載し、落雷や断線など、想定外の停電時にも安心して動作を停止できる。停電時は自動的に待機電源へ移行するので、瞬断することなくシャットダウンが可能だ。
RPi-CM3MB2-PoEに搭載されるイーサネットアダプターは、LANケーブルを利用して電力を供給できる技術「PoE」に対応したアダプター(受電タイプ)を採用する。
価格はRPi-CM3MB2が3万5800円、RPi-CM3MB2Lが4万800円。RPi-CM3MB2-PoEが5万4800円、RPi-CM3MB2L-PoEが6万800円、RPi-CM3MB3が3万800円、RPi-CM3MB3Lが3万6800円となる。(価格は全て税別)
今後、FA/LA機器の制御用デジタルI/Oボードや、各種センサのアナログ波形を計測できるA/Dコンバーター、サーボモーター動作制御用のPWMボードなどの拡張基板も順次導入予定だ。