X-CUBE-SFOXは、同社のLoRaWAN向け開発キット「B-L072Z-LRWAN1 Discovery Kit」と共に使用できる。同キットに含まれる組み込みソフトウェアI-CUBE-LRWANに今回のX-CUBE-SFOXパッケージを追加することで、LPWANとして広く使われ始めているLoRaWANとSigfoxを1つのハードウェアで使用することが可能になる。

X-CUBE-SFOXは、B-L072Z-LRWAN1 Discovery Kitに含まれるSTM32L0シリーズ用のSigfoxライブラリおよびアプリケーションサンプルの一式を備えるだけでなく、他の700品種以上あるSTM32ファミリーのマイコンへ移植することもできる。

同社によると、X-CUBE-SFOXの柔軟性を活用して、基本的な通信機能をはじめ無線通信信号の検出やGPSを使わない位置情報取得などによって、Sigfoxのサービスを利用するIoT機器の性能および機能を最大限発揮できるとしている。また、メモリー使用量が少ないため効率的にCPUが利用できることから、必要なシステムリソースを最小限に抑え、部材コストや消費電力を低減させることができるという。

X-CUBE-SFOXは、同社サイトから無償でダウンロードできる。