54Vバッテリーを採用——コード式に匹敵するパワーを備えた「FLEXVOLT」シリーズ4機種発売へ
2018/03/02 11:15
スタンレー ブラック・アンド・デッカーは、プロ用電動工具ブランド「DEWALT(デウォルト)」から、54Vリチウムイオンバッテリーを採用した「FLEXVOLT(フレックスボルト)」シリーズ4機種を、2018年3月上旬に国内で発売する予定だ。
同シリーズは、100Vや200VのAC電源に匹敵するパワーを発揮する54V/3.0Ahバッテリーの採用により、従来コード式がメインで導入されている公共工事や土木などの現場でも電源確保の手間や電圧降下リスクなしに利用できる。
また、このバッテリーは、国内で展開しているデウォルトの18V電動工具や掃除機など全8種と互換性があり、18V/9.0Ahの大容量バッテリーとして使用できる。
今回発売される4機種は、配管用の穴あけや研削、ハツリなどコンクリート系作業向けの「SDSプラス ハンマードリル DCH333X2」と「SDSマックス ハンマードリル DCH481X2」、パイプの切断や溶接後研磨など向けの「125mmグラインダー DCG414X1」、および内装設備や電気水道工事などの切断作業向けの「レシプロソー DCS388X1」だ。
SDSプラス ハンマードリル DCH333X2は最大穴あけ直径30mmで、作業量を同社36V製品(欧州販売モデル)に比べ12%向上させた。
また、SDSマックス ハンマードリル DCH481X2は最大穴あけ直径40mmに対応。乾式コアビットによる直径100mmまでの穴あけにも対応する。
これらハンマードリル2機種は、ギアボックスの温度上昇を抑える独自設計で耐久性を高めている。
125mmグラインダー DCG414X1はコード式を超える最大出力1700Wの高パワーで、ダスト侵入を防ぐ防塵フィルターで耐久度を高めている。また、切断用と研削/研磨用の砥石が両用できるフランジシステムを採用している。
レシプロソー DCS388X1は、最大出力1550Wの高パワーで、木材で最大300mm厚、パイプで最大直径130mmの切断に対応する高トルクとなっている。
定価は、SDSプラス ハンマードリル DCH333X2が13万2000円、SDSマックス ハンマードリル DCH481X2が15万3000円、125mmグラインダー DCG414X1が6万5000円、レシプロソー DCS388X1が8万円だ(全て税別)。