水滴が宙に浮かんで静止——音響浮揚を利用した不思議なインテリア小物「LeviZen」
2018/03/02 12:30
水滴が宙に浮く不思議なインテリア小物「LeviZen」がKickstarterに登場した。
LeviZenは、音波を使ってものを浮かせる「音響浮揚」の原理を使って水滴を空中に静止させている。人間の耳では聞こえない高周波数の音波を使った液体浮揚装置だ。
LeviZenを初めて見ると、そこだけあたかも無重力になっているような錯覚を覚える。水滴が3つ、4つと縦に並んで浮いている様子は実に不思議だ。また、LeviZen本体の土台部分にはLEDライトが2個付いており、宙に浮いた水滴をLEDで照らして光らせることもできる。
LeviZenは水滴を浮かせる本体部分と「ボックス」と呼ばれる電源部分で構成。あえてレトロ感を出すために木肌の美しいウォルナット材を使用しており、本体の支柱など金属部分はアルミニウム製だ。
ボックスにはトグルスイッチ3つと丸いノブ、7セグメントディスプレイを搭載。トグルスイッチで電源やLEDのオン/オフ、水滴の上昇/下降といった位置調整ができる。また、ノブを回すと水滴を浮かせる超音波の出力調整ができ、出力レベルがディスプレイに表示される。
音響浮揚の研究自体は昔から行われているが、この原理を利用して市場に出回っている製品はまだない。開発元は、世界中の人に音響浮揚による水滴の空中浮揚を経験してほしいと思いLeviZenを開発したという。不思議なインテリア小物としてデスクやサイドテーブルに置いてみてはどうだろうか。
LeviZenのKicktarter価格は、AC電源アダプター(100V~240V対応)と水滴を垂らすためのディスペンサー付きで199ドル(約2万1000円)。出荷は2018年7月の予定で、日本への送料は19ドル(約2000円)だ。
LeviZenは2018年4月20日までクラウドファンディングを実施。2018年3月2日時点で、目標額1万5000ドル(約160万円)に対して約1万2000ドル(約130万円)を集めている。