HATサイズに8入力/8出力搭載——Raspberry Pi用デジタル入出力拡張ボード「RPi-GP10」シリーズ
2018/03/09 10:00
ラトックシステムは、HATボードサイズに8入力/8出力を搭載したRaspberry Pi用デジタル入出力拡張ボード「RPi-GP10」シリーズを2018年3月下旬に発売する。
RPi-GP10シリーズは、Raspberry PiのGPIO 40ピン(I2C)に接続する絶縁型デジタル入出力拡張ボード。「RPi-GP10T」は結線が容易な端子台モデル、「RPi-GP10M」はロック機構付きMILコネクター(20pin)モデルだ。
アイソレーションにはデジタル入出力側とGPIO40ピンとの間を電気的に分離絶縁する「デジタルアイソレーター」を採用。低消費電力、低発熱で実装面積を小さくでき、一般的なフォトカプラ方式よりも高速な動作を実現している。
また、RPi-GP10T/Mは、電気機器と入出力端子を接続した際に必要な予備電源などの供給や接地のためのコモン電源端子(5~24V入力対応)を搭載している。
RPi-GP10T/Mを同社製品のRaspberry Pi CM3キャリアボード「RPi-CM3MB2/-PoE」や「RPi-CM3MB3」へ導入すると、制御回路のリレーやスイッチ、測定器の状態監視や7セグメント表示機の制御、シーケンサー(PLC)などの通信用インターフェースなど業務レベルでの使用も可能だ。
RPi-GP10T/Mの外形寸法は約65×56mm(突起部含まず)で、本体重量は約25g。価格は2万1800円(税別)だ。
RPi-GP10T/Mのセットアップに必要な手順や制御するためのサンプルコードは同社ウェブサイト内の専用ページで公開予定。すぐに作業ができるよう操作手順なども用意されるという。