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ミマキエンジニアリング、インクジェットプリンターを生産ラインに組み込める「つながるデジタルプリンティング」を開発

ミマキエンジニアリングは、同社の業務用インクジェットプリンターと生産ライン上などの各種機器との相互通信で接続する「つながるデジタルプリンティング」を開発し、連携を可能にするコマンドおよびソフトウェアを発表した。

つながるデジタルプリンティングは、同社の業務用インクジェットプリンターをロボットやベルトコンベア、検査装置、各種センサーなどの周辺機器と相互通信させることで、生産ラインへの組み込みや無人でのオンデマンド生産などを実現するものだ。今回その第1弾として、周辺機器との通信で使用する「MDLコマンド」と「Mimaki Job Controller」を発表した。

MDLコマンドは、生産システムや周辺機器が、同社のプリンターを制御できるようにするコマンドだ。印刷媒体をセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンター動作を制御することができ、反対にプリンターインク残量やエラー情報を取得することができる。同社が提供するSDKを使用してソフトウェア開発することで、各社に適したシステムを構築することができる。

Mimaki Job Controllerは、印刷媒体に合わせたプリントデータおよび出力条件を自動的にプリンターに送信するソフトウェアだ。例えばベルトコンベアで印刷媒体を運んでいる生産ラインに対応プリンターとロボットを組み込み、ベルトコンベアが運んできた印刷媒体をロボットがプリント位置に配置し、配置完了すればプリンターがプリントを開始。その後ロボットが印刷媒体を回収する、という一連の流れを自動化することができる。

MDLコマンドの運用に必要な技術情報は、SDKの形で2018年3月22日から同社Webサイトで提供される予定だ。

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