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技術評論社、「チューリングの考えるキカイ~人工知能の父に学ぶ、コンピュータサイエンスの基礎」発刊

技術評論社は、「チューリングの考えるキカイ~人工知能の父に学ぶ、コンピュータサイエンスの基礎」を2018年4月28日に刊行する。

本書はアラン・チューリングの理論をもとに、コンピューターの原理や仕組みから人工知能までを、分かりやすく解説したコンピューターサイエンスの入門書だ。

アラン・チューリングは1912年生まれのイギリス人数学者。現在のコンピューターサイエンスの基礎となる理論を作り上げ、1950年に発表した論文「計算する機械と知性」などにより「人工知能の父」とも呼ばれている人物だ。

チューリングは、ドイツの数学者ヒルベルトが提示した決定問題を解決するため、万能計算機の数学的モデル「チューリング機械」を考案し、これがコンピューターの万能性を保証する数学的基礎になった。チューリング機械を使った検証によって、手順を示したり計算することが同じであることを示し、現在のコンピューターソフトウェアで広く使われている概念であるアルゴリズムとして確立した。

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本書は、チューリングの重要な理論をできるだけ分かりやすく理解できるように難しい専門用語を避けイラストを多用して説明しており、情報工学の初学者やコンピューターの仕組み知りたい人、人工知能に関心のある人、チューリングを知りたい人などに適しているという。

著者は阿部彩芽氏と笠井琢美氏。A5判240ページで、本体価格は2280円(税抜)だ。

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