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CQ出版、「電子回路シミュレータ LTspice XVIIリファレンスブック」発刊

CQ出版は、「電子回路シミュレータ LTspice XVIIリファレンスブック」を、2018年4月19日に発売する。

本書は、PCにバーチャルな電子回路の開発環境を構築できる無料のシミュレーションソフトウェア「LTspice」のリファレンスブックだ。LTspiceは、計算精度が高く、解析できる回路規模や使用期間の制限もなく使える。LTspiceの開発元リニアテクノロジーを買収したアナログデバイセズの製品のほか、多くの半導体メーカのICやディスクリート部品のモデルを1万点以上備え、アマチュアからプロの設計者まで、700万人以上のユーザに愛用されているという。

LTspiceの中枢は、波形を調べるオシロスコープ機能、周波数特性を調べるスペクトラムアナライザ機能、直流電圧と直流電流の関係などを調べるディジタルマルチメータ機能など、回路設計に必要な処理を実行する計算エンジンSPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)で、64ビット版にフルモデルチェンジしたバージョンXVIIでは、UNICODEにも対応し、回路図や解析結果に日本語を表示できるなど、多言語化にも対応している。

本書は、LTspiceのインストールと基礎知識、操作編、シミュレーション編などから構成され、中枢計算エンジン、回路図エディター、描画ソフトを操作する方法を200以上集めている。具体例を挙げながら、目的から手段を選ぶ逆引きスタイルで解説するリファレンスブックとなっていて、逆引き一覧表、シンボル一覧表、シミュレーションコマンド一覧なども付いている。

著者は青木英彦氏。A5判328ページで、CD-ROM1枚が付属する。価格は2916円(税込)だ。

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