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顔認証で自動開閉——AIや顔認証を搭載した未来ドア「UPDATE GATE」

YKK APは、AIや顔認証システムを搭載した未来ドア「UPDATE GATE」を発表した。2020年の発売予定で、YKK APショールーム新宿特設ギャラリーで一般公開展示中だ。

同製品は、「通るたび、毎日をアップデート。」がコンセプト。顔認証による自動開閉のほか、AI学習機能で家族のコミュニケーションをサポートしたり、高齢者の見守りなどへの利用で社会課題の解決にも貢献する。

AI学習機能では、NTTドコモのAIエージェントAPIを利用した対話/コミュニケーションが可能だ。ドアが毎日の生活を記録して学習し、通勤時の電車情報、天気予報、1日のスケジュールやゴミの日情報など、家族一人一人に合わせた情報をリマインド。ドアが家族の執事のように最適な情報を対話で伝えてくれる。

顔認証/センシング機能は、ドアの前でセンサー感知と顔認証により、家族であれば扉を自動開閉する。また、来訪頻度の高い介護ヘルパーや宅配業者などの顔を事前登録すれば、ゲストとして判別して招き入れることもできる。

さらに、スマートフォン連携の機能を使えば、突然の来訪者をスマートフォンから確認でき、高齢者やペットの見守りにも利用できる。家電と接続することで、玄関で照明やエアコンをコントロールすることも可能だ。

扉の室外側には、自在に演出できるパネルデザインを採用。動きのあるデザインや、季節に応じたデザインなど、自分好みのオリジナルデザインに変更できる。

サイズは、両袖部含めた全体が1834×2456mm、扉のみが910×2301mm。室内側モニターはタッチ機能付き55インチ、室外モニターは49インチ2面。扉の内外にカメラ各1、フレームの内外にマイク各1、外部設置としてスピーカー内外各1、人感センサー内外各1。両袖部には、京都大学発の素材系ベンチャー、ティエムファクトリと共同開発した断熱材エアロゲル入り高性能トリプルガラスを使用している(参考展示)。

同社では、建材の未来の可能性を追求する「未来窓プロジェクト」を2016年4月にスタート。今回、商品化へ向けたフェーズとして窓からドアへと対象を移し、IoTハードウェアの企画開発製造を得意とするWill Smartと共同で今回の製品を開発した。

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