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電池レスIoT機器にも表示部を実現——凸版印刷、環境発電で作動する電子ペーパーを開発

凸版印刷は、環境発電(エネルギーハーベスティング)技術で作動する電子ペーパーを開発した。

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この電子ペーパーは、電子ペーパーの特徴である超低消費電力特性を生かし、電池などの電源供給に依存することなく、エネルギーハーベスティング技術のみによる微弱電力のみで表示の切り替えが可能だ。これにより、同じくエネルギーハーベスティング技術を使用した電池レスの無線通信規格「EnOcean」に対応した電池レスのIoT機器に、電子ペーパーによる表示機能を持たせることができる。

表示方式は、電子ペーパーの中でもさらに消費電力が低く、数字や文字、アイコンなどの固定パターンを表示させるセグメント型電子ペーパーを採用している。表示画面は1.11インチ(セグメント型E Ink電子ペーパー)、消費電力量は200μJ程度(2インチ程度まで)、外形寸法は、全体が138×84×18mm、表示部が20×20mm、通信方式はEnOcean無線通信規格となる。

2018年9月からサンプル出荷を開始し、2019年春に量産開始する予定だ。

また、2018年6月20日~22日に東京ビッグサイトで開催される「第29回 設計・製造ソリューション展」にて、同電子ペーパーを搭載した電池レススイッチのプロトタイプを展示する。

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