ジェネシスは、日本企業に特化したODM（Original Design Manufacturing：委託者ブランドでの設計／生産）を行っており、小ロットで自由度の高いスマートデバイスの企画、開発、製造をしている。近年は、スマートフォンやタブレットだけではなく、VRデバイスやAIロボットなどの企画、開発、製造も手がけている。

ミラは、BLE（Bluetooth Low Energy）やWi－Fi、LPWA、3G／LTEなどの無線通信技術を活用したさまざまなデバイスを開発している。その他にも、AWSやSORACOMのIoT通信プラットフォームを活用した高可用IoTデバイス向けバックエンドシステムを構築している。

今回開始したODMサービスは、企画段階からIoTデバイス特有のシステム全体設計などの支援を実施するもので、IoTデバイス、バックエンドシステム、スマートフォンアプリの試作開発から、ジェネシスの中国深セン工場を活用した柔軟な量産、検品サービスまで提供する。合わせて製品の修理やバックエンドシステムの運用保守サービスも提供する。

ミラの持つハードウェアとソフトウェアを統合した効率的な開発体制によって、柔軟でスピーディな開発サービスを提供できることが当サービスの強みだという。本サービス開始にあたり、ミラはジェネシス深セン工場内にハードウェア開発拠点を開設している。

主にIoTデバイスを使用した新サービスを開発したい企業や、従来の事業に独自のIoTデバイスを新たに導入して差別化を図りたい企業、また継続的なハードウェアビジネスモデルを構築したい企業などを対象にサービスを提供する。