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障害児家族のDIY発明活用ストーリー「あの子のちがいは価値になる」刊行

三輪書店は、「あの子のちがいは価値になる モノづくり父さん障害児家族の発明活用ストーリー」を発売した。

同書は突然、障害を持つ息子の父となった著者が、息子のためのものづくりを始め、自身のキャリアチェンジを行いながら家族がぶつかる課題をものづくりで解決していく、ノンフィクションストーリーだ。

全6フェーズ構成。Phase1「家族のためのモノづくり」では障害がある息子と向き合う過程や、不安と葛藤を乗り越え、ものづくりを通じて「できる」を作り出す課程が描かれる。 また、Phase2「今できる手段で、まず試してみる!」では、市販品の活用や、3Dプリンターを用いた試作、手作りと市販品の組み合わせなど、実際のものづくりの手法が紹介されている。

Phase3「あの子の好奇心を引き出そう!」では、スイッチで動く玩具や、光や音を活用した仕掛けなど、子どもの好奇心を刺激する仕組み作りを紹介。Phase4「誰かの『できない』は、価値になる」では、じゃんけんハンドや、あいさつやじゃんけんをサポートするロボットハンドなどの紹介を通じ、できないことがあるからこそ生まれる価値について考察する。

さらに、Phase5「当事者×支援者で『作る』『使う』を繰り返す」では、歩行リハビリをサポートする「Melody Shoes」など、リハビリテーションの現場での試行錯誤について解説。Phase6「歩けなくても自分の力で動きたい」では、移動支援デバイス「ToMobility」をはじめとした、歩行が困難な子どものためのモビリティを紹介する。

著者は廣瀬元紀氏。四六判182ページで、価格は1980円だ(税込)。

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