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国内オープンイノベーションの取り組み状況をまとめた「オープンイノベーション白書 第二版」公開

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)およびオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)は、「オープンイノベーション白書 第二版」を公開した。

本白書は、日本におけるオープンイノベーションの取り組み状況を可視化して広く共有することを目的に関連するデータを集約し、すでにオープンイノベーションによって一定の成果を上げている企業の事例などをとりまとめたものだ。2016年7月に初版を公開し、第二版としてデータおよび成功事例を最新版に更新。さらにオープンイノベーションの目的や期待する効果を明らかにし、さらに成功する取り組みや取り組み時の留意点などについてもまとめている。

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企業の成功事例としては、既存事業縮小に対する危機感から、顧客のビジネスにイノベーションを興すことを目的としたビジネスイノベーションセンターを世界5拠点で同時設立して、研究機関や投資家などのさまざまな分野パートナーと連携したコニカミノルタの例や、業界の垣根を超えるオープンイノベーションによって、ビジネスエコシステムをデザインしていくことを目指す日本ユニシスが、穂高や日本郵便と異業種連携して新サービスを構築した例などが紹介されている。

また、企業のオープンイノベーションの取り組みにおける課題、阻害要因として、「戦略、ビジョンなどの組織構造上の要素」、「外部とつながるための組織のオペレーション」および「文化、風土といったソフト面の要素」の3つの大きな枠組みがあるとし、それらを乗り越えることがオープンイノベーションの成功要因になるとしている。

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