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NEDO、「オープンイノベーション白書」を策定——関連データや成功事例を集約して現状を可視化

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は7月8日、オープンイノベーション協議会とともに策定した「オープンイノベーション白書」を発表した。日本のオープンイノベーションの取り組みの現状を可視化し、広く共有することを目的としている。

同白書は、自社のリソースのみで新たな顧客の価値を生み出すことはもはや困難であり、世界中に広がるリソースを活用するオープンイノベーションは、企業にとって必須の戦略となっていると説明する。さらに、オープンイノベーションは外部技術を社内に取り込むインバウンド型だけでなく、内部資源を外部チャネルを活用して開発や製品化につなげるアウトバウンド型の増加、さらに社内外で幅広く連携して共同開発する連携型への成熟をみせつつあるとしている。

また同白書は、オープンイノベーションの定義や変遷などの基本的事項をはじめ、定量データから国内のオープンイノベーションへの示唆事項などを提示する。さらに、試行錯誤を繰り返しながらオープンイノベーションによって一定の成果をあげている国内外の事例を紹介し、事例から導き出される成功要因についてまとめている。

同白書は、オープンイノベーションの推進を目指す、または既に実施している民間企業の経営者や社員を対象とし、単なる解説書にとどめることなく、関係者の「生の声」を取り入れることによって臨場感/説得力のある内容にしたという。

白書の概要版と全文は、NEDOのWEBページからダウンロードできる。

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