DMM.make AKIBA、アクセラレータープログラム「Open Challenge 3」の成果発表会開催
DMM.make AKIBAは、IoTなどの先端技術を活用した製品やサービスのビジネス化をサポートするアクセラレータープログラム「DMM.make AKIBA Open Challenge 3」の成果発表会「Demo Day」を、2018年7月10日に開催した。
第3期を迎えた同プログラムに採択されたのは合計7つのチーム。これまでDMM.make AKIBAと富士通クラウドテクノロジーズのサポーター企業と、ABBALab/Mistletoeプロデューサー 亀井聡彦氏、カウンティア代表取締役 公認会計士 姥貝賢次氏、プロメテウス代表取締役 市村慶信氏らがメンターとして、各チームをサポートしてきた。今回はDemo Dayでプレゼンを実施したスタートアップを、ピックアップして紹介する。
しっぽコール
しっぽコールは、カバンなどに装着できる防犯バッグチャーム。スマートフォンアプリと連携することで、本体を握りしめるとスマホの着信音が鳴り、犯罪を未然に予防、そして万一の場合にはしっぽをコードから引き抜くことで現在の位置情報とあわせて任意の連絡先に通報できる機能を備えている。
女性が身近に感じられるデザインにより、女性が不安な夜道でも気軽に安全に出歩けることを目指している。
Dioptric Art Lab
Dioptric Artは、屈折光学を応用して作り出すレンズを用いたアート作品生成サービス。プレゼンではグラスの底に桜の花びら状のレンズを5個造形し、上から光を当てることで一輪の桜の花として結像する作品などを紹介していた。このジオプトリックアートと呼ばれる技法をベースに、ユーザーはベクターデータなどの素材をアップロードして配置するだけで、希望の光学スペックを備えたレンズが設計でき、自分だけのアート作品を生み出すことができる。
この後サポート企業である、富士通クラウドテクノロジーとDMM.make AKIBAによるプレゼンを挟みつつ、後半のピッチへと続いた。
Tanookith(たぬーきす)
Smuzooは、特に共働き夫婦の、家事労働によるストレスを軽減するための家事管理サービス。何をやればいいのかわからない、してほしいことをしてくれない、といった家事分担に関するパートナー間のギャップを、ルール/ノウハウ/実施状況を見える化することで解決するものだ。さらに、家事分担のみならず、DMM Okanのような家事代行サービスとも連携できるという。
FutuRocket(未来ロケット)
Hackfonは、慣れ親しんだインターフェースを備えたアナログ電話を、ライトやエアコン、掃除機などIoT製品を操作できるスマートIoTリモコンに変えるデバイス。既存の電話機にデバイスを取り付けることでアナログ信号をデジタル信号に変換、電話機の番号ボタンやその組み合わせにより、Wi-Fiに繋がるIoT機器のコントロールが可能になる。
ハチたま
TOLETTAは、ねこが毎日使うトイレをモニタリングすることで、泌尿器疾患の予防と早期発見を実現するIoTねこトイレだ。底が多重構造になっているトイレで尿量やねこの体重を測定して記録、異常を検知した場合には、飼い主はアラートを受け取れる。将来的には取得したデータを大手企業や動物病院などと共有し、グローバルなねこヘルスケアプラットフォームの構築を目指すとのことだ。