Arduino互換の教育向けロボットキット「Walrus v1.0」
2018/07/13 11:00
Arduino互換の教育向けロボットキット「Walrus v1.0」が、Kickstarterでクラウドファンディングを開始した。はんだ付け、部品の組み立て、配線、動作試験などロボット作りに関する一通りのことが学べるように作られている。
Walrus v1.0は、Arduino Uno R3、プラットフォーム、ホイール、モーター、超音波センサ、単3電池ホルダーなどの部品とチュートリアルをセットにした2輪走行ロボットのキット。対象は10歳以上だ。回路図、組み立て説明書、サンプルプログラムは開発元のサイトからダウンロードできる。
完成したロボットには、液晶ディスプレイ表示、スピードと方向をランダムに変えて走るランダムダンス、タッチセンサとして働くバンパーと超音波センサを使用した障害物回避走行、グリップに挿したペンで幾何学模様などを描く走り書きなどの機能がある。用意されたチュートリアルを終了し、さらに何か機能を加えたい場合には付属の小型ブレッドボードを使って回路を組むことも可能だ。
なお、Walrus v1.0は、誰でも簡単に組み立てられることを目的としていないので、はんだごて、はんだ、プラスドライバー、ワイヤーストリッパーは自分で用意する必要がある。
Walrus v1.0の早期割引価格は、40ドル(約4500円)。出荷は2018年9月の予定だが、出荷先は米国内に限られている。
Walrus v1.0は1万2500ドル(約140万円)を目標に、2018年8月12日までクラウドファンディングを実施する。