HCC MODは、256KBフラッシュ、32KB RAMを内蔵し、48MHzで動作するマイクロコントローラー「ATSAMD21G18A」をメインに、ADC（12ビット）×6、ネイティブ USB（ブートローダーはプリロード済み）、GPIO (i2c／SPI／UART／PWM)×16の入出力を備えた小型モジュールだ。電源部は3.3V 500mAレギュレーターで、他にリセットボタン、RX／TX用LEDなどを搭載する。

HCCの名前は、2mm間隔でハーフカット（Half Cut）されたキャスタレーション（Castellation）の実装部からきており、容易に表面実装可能な構造になっている。ボードファイル、デザインファイル、部品リスト、設計図などすべてのソースは、GitHubで公開されている。

また、Kickstarter Special版では、搭載するだけでArduino同様のフォームファクターとなるよう、必要なコンポーネントを搭載した開発用基板付のセットも用意している。

HCC MODは2／10／100枚セットを、それぞれ47カナダドル（約3900円）／153カナダドル（約1万3000円）／1360カナダドル（約11万5000円）で提供する。　2018年10月の出荷を予定しており、日本への送料は無料だ。

HCC MODはKickstarterにて、2018年8月23日までクラウドファンディングを実施中。7月26日時点で、1万カナダドル（約85万円）の目標額に対して約4300カナダドル（約36万円）を集めている。