映画「2001年宇宙の旅」に登場するコンソールを忠実に再現——Bluetoothスピーカー内蔵プロップレプリカ「HAL 9000」
2018/08/13 13:00
SF映画「2001年宇宙の旅」(原題「2001: A Space Odyssey」)に登場する人工知能「HAL 9000」のプロップレプリカがIndiegogoに登場し、大変な人気を博している。
プロップレプリカは、映画やテレビで使われた小道具を忠実に再現したものだ。スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」が劇場公開されたのは1968年のこと。SF映画の金字塔と呼ばれる名作から50年の時を経て作られたHAL 9000は、スタジオで使われた図面に基づき忠実に再現され、HAL 9000のカメラアイは映画と同じように赤く光る。
HAL 9000のプロップレプリカにはBluetoothスピーカー版とコマンドコンソール版がある。Bluetoothスピーカー版は、A2DP/HFPプロファイルに対応したスマートフォンやタブレットと接続して音楽が楽しめるばかりでなく、「Amazon Alexa」などの音声アシスタントサービスに接続することもできる。
コマンドコンソール版は、10.1インチの液晶とレトロなスイッチパネルを備えたコンソールとBluetoothスピーカーのセット。液晶画面では「ディスカバリー号」船内の各シーンで使われていた画像を再現している。オンラインアップデートの機能があり、新たに機能が開発されれば、ワイヤレスで自動的に更新されるとのことだ。コマンドコンソール版にはAmazon Alexaがプリインストールされており、2001台の限定販売で、番号付きの限定版証明書が付属する。
HAL 9000の早期割引価格は、Bluetoothスピーカー版が419ドル(約4万6100円)、コマンドコンソール版が889ドル(約9万7800円)。出荷は2019年1月の予定で、日本への送料はBluetoothスピーカー版が35ドル(約3850円)、コマンドコンソール版が75ドル(約8250円)だ。ボーマン船長の気分になってHAL 9000に話しかけてみてはどうだろうか。
HAL 9000は2018年8月31日までクラウドファンディングを実施するが、2018年8月13日時点で目標の8万ドル(約880万円)の6倍を超える53万ドル(約5830万円)以上を集めている。