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音声認識も自律走行も——200ドルで買える小型ホームロボット「Vector」

手のひらにのるほどの小型コミュニケーションロボット「Vector」がKickstarterに登場し、人気を博している。

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Vectorは、高解像度カラーIPSディスプレイを備えたパーソナルロボット。テーブルの上に置くと広角・高解像度カメラを使ったコンピュータービジョンで人物を識別し、レーザー測距センサーで障害物を避けながら、履帯を使って自律的に走行する。底部のセンサーがテーブルの端を検知するので、落下することもない。

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Vectorは指向性マイクロフォンアレイで音と音源の方向を検出し、「Hey Vector!」の呼びかけに反応して質問に答えたり、天気を知らせたり、タイマーをセットしたりすることができる。更に、ボディ上部にタッチセンサーと6軸の慣性センサーを備え、触ったり持ち上げたりすると、まるで感情を持っているかのように反応する。

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バッテリーレベルが下がると自らチャージャーへ戻り、充電する機能も備えている。

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Vectorはスマートフォンに使われる「Qualcomm 200」プラットフォームをベースにしており、Vectorを動かすには、Bluetooth(4.0またそれ以降)対応のiOS/Androidデバイスと、2.4Ghz対応のWiFiルーターが必要だ。尚、Vectorの音声認識などAI機能は汎用サービスではなく独自開発と思われ、今後SDKなども提供するとしている。

Vectorの早期割引価格は、199ドル(約2万2000円)。出荷は2018年10月の予定で、出荷先はアメリカのみ。今後イギリス、オーストラリア、など他の英語圏もカバーするとのこと。

Vectorは50万ドル(約5500万円)を目標に2018年9月7日までクラウドファンディングを実施するが、2018年8月13日時点でバッカーは4000人を越え、目標額を大きく上回る100万ドル(約1億1000万円)を集めている。

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