NixoidとGlowerは、旧ソビエト連邦がミリタリースペックで開発した、厚いガラス管で覆われ振動に強く高い信頼性を備えた真空管を使ったファッション腕時計だ。デッドストックの未使用品を使用しているとのこと。

Nixoidは、ニキシー管「IN-16」を採用している。ニキシー管は数字の形をした電極によるレトロで美しいデジタル表示が特徴で、バッテリーを昇圧して駆動させている。

1回の充電で、通常の使用であれば約20日、スタンバイモードで約2カ月使用できるという。バックライトのカラーが充電レベルを示し、充電レベルが下がるとグリーンに変わるが、バッテリー切れでも、時間を再設定する必要はない。表示ケースはABSで作られ、本体サイズは直径55×厚み20mmで、バンドの幅は22mmだ。

Glowerは、Numitron管「IV-9」を使用する。Numitron管はフィラメント管とも呼ばれ、ニキシー管とは異なり7セグメントでデジタル表示するのが特徴だ。メニューにバッテリーの残量表示を加え、ボタンの長押しで確認できる。1回の充電で、通常の使用であれば約14日、スタンバイモードで約2カ月使用できる。本体のサイズは直径49×厚み18mm、バンドの幅は22mmだ。

どちらも時間表示は12／24時間制で、年月日はDD／MM／YYで表示する。リチウムイオンポリマー充電池を内蔵し、電源は5VDC。充電は付属のUSBケーブルを使用する。バンドはレッド、ブルー、ブラック、グリーンを用意している。

Nixoidの価格は245ドル（約2万7300円）で、PCBとバンドのカラーを選べる。Glowerの価格は215ドル（約2万3900円）で、バックライトとバンドのカラーを選べる。2018年10月の出荷を予定しており、日本への送料は無料だ。

Nixoid／GlowerはKickstarterにて、2018年9月6日までクラウドファンディングを実施中。8月16日時点で、3000ドル（約33万円）の目標額を大きく上回る約2万5000ドル（約275万円）を集めている。