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デュアルスイッチングエクストルーダーできれいな2色印刷——FFF方式3Dプリンター「Proforge 2/2S」

FFF(熱溶融積層)方式の3Dプリンター「Proforge 2/2S」がKickstarterに登場し、人気を集めている。クラウドファンド開始後48時間で、目標額の調達に成功している。

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Proforge 2/2Sは、デスクトップサイズの組み立て式3Dプリンター。フレームやホイール、ナットなどの部品は丈夫な金属製で、可動部はオープンソースハードウェアの「Openbuilds」製を採用している。組み立て方は、開発元のホームページのビルドガイドで説明している。

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標準タイプのProforge 2は、本体に2.4インチのタッチスクリーンとSDカードスロットを搭載。センサーがフィラメント切れを検知しプリントを中断、フィラメント交換後に再スタートする機能や、オートベッドレベリング機能を備える。 

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Proforge 2Sは標準タイプに加え、ヒーテッドベッド、ステッパードライバー「TMC2100」、アンチバックラッシュナット搭載のデュアルZ軸モーター、シリコン製ホットエンドカバー、ファイバーやウッド系フィラメントでも摩耗しにくいスチールノズル、デュアルモーションエクストルーダーなどのアップグレードが可能だ。

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独自のデュアルモーションエクストルーダーは、高トルクのサーボモーターが両サイドのホットエンド2個を自動で切り替え、2色または2タイプのフィラメントの出力が可能。非使用時はシリコンプレートでカバーし、不要な混合を防ぐ仕組みだ。

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本体サイズは500×240(両サイドに300mmのクリアランスが必要)×650mmで、最大造形サイズは200×300×200mm、プリントスピードは最高100mm/S。「E3D V6」ベースのオールメタルホットエンドの最高温度は280度で、入力電源は24Vだ。フィラメントは、PLA、ABS、ASA、PETG、ナイロン、カーボン、ウッド、蛍光、フレキシブルTPU、PVAなどに対応する。

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Proforge 2は、数量限定の早割価格239ポンド(約3万3700円)で提供する。オプションでデュアルエクストルーダーを55ポンド(約7800円)OctoPrintシステムを40ポンド(約5600円)で追加できる。Proforge 2Sは、数量限定の早割価格399ポンド(約5万6300円)で提供する。2019年1月の出荷を予定しており、日本への送料は60ポンド(約8460円)だ。

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Proforge 2/2SはKickstarterにて、2018年9月21日までクラウドファンディングを実施中。8月21日時点で、2万ポンド(約282万円)の目標額を上回る約2万3000ポンド(約324万円)を集めている。

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