Raspberry Piをイーサネットで給電できる——PoE拡張ボード「Raspberry Pi PoE HAT」国内発売
2018/09/13 15:00
Raspberry Pi 3 Model B+専用のPoE(Power over Ethernet)用拡張ボード「Raspberry Pi PoE HAT」(PoE HAT)の国内販売が始まった。
PoEとは、1本のイーサネットケーブルで電力供給と通信が可能な規格で、IEEE802.3afとして標準化されたものだ。例えばIoTシステムのセンサー端末としてRaspberry Piを使用するとき、近くに電源コンセントがないなど電源工事が必要な場合もある。今回発売されたPoE HATを用いることで、カテゴリ5以上のイーサネットケーブルを使って最大2.5Aの電流供給が可能だ。
専用スペーサーを介してRaspberry Pi 3 Model B+にスタッキングし、入力電圧36~56 V、出力電圧5 Vの完全絶縁スイッチモード電源として利用できる。またRaspberry Piの冷却用に25×25mmのブラシレスファンも搭載している。
Raspberry Pi PoE HATは、アールエスコンポーネンツ、スイッチサイエンスなどから購入可能だ。