新しいものづくりがわかるメディア

RSS


視覚が回復できる義眼——3Dプリント製「バイオニック・アイ」を開発

病気や怪我で視力を失った人に視覚を取り戻させる技術として、人工視覚、「バイオニック・アイ」の研究開発が世界各地で行われている。バイオニック・アイは、カメラで捉えた映像を処理して網膜や視神経に電気的刺激を与え、視覚認識力を回復させようとするものだ。

バイオニック・アイは、メガネに取り付けたカメラをインプットとするものが多いが、米ミネソタ大学の研究チームは、受光素子のアレイを半球体の表面に3Dプリントする技術を開発した。真の人工眼ともいえるこの研究成果は、2018年8月28日発行の『Advanced Materials』誌に掲載されている。

今回開発したバイオニック・アイのプロトタイプは、ガラス素材の半球体で、1時間程度でプリントされ、受光素子の変換効率は25%だという。研究チームは次のステップとして、より軽い材質によるプロトタイピングを行い、最終的にはヒトの眼にインプラントできる柔らかい素材での実現を目指している。

研究チームを率いる機械工学のMichael McAlpine教授は、「バイオニック・アイは、SFの世界ものと思われていたが、3Dプリンターを駆使することによって我々は今まで以上にそれに近づいた」と、その研究成果を説明している。

fabcross for エンジニアより転載)

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. Raspberry Pi財団、Mastodon公式インスタンス立ち上げを発表——Raspberry Pi 4で運用
  2. 昔のマルスをイメージして、パタパタめくってピンを挿す「路線検索ガジェット」を作った
  3. Raspberry Piと公式カメラを1つに——Raspberry Pi 2/3/4B対応ケース「PiShell 2」
  4. 西和彦氏がM5Stack上で動作するMSX2のオリジナル公式エミュレーター「MSX 0 stack」を発表
  5. 医療用検査機器開発にRaspberry Piを採用——信頼できる産業用開発プラットフォームと評価
  6. 1秒当たり250mmでの高速印刷が可能な3Dプリンター「Guider3」販売開始
  7. 早稲田大学、光造形3Dプリンターによる金属/樹脂精密構造体の作製に成功
  8. 1970年代に開発された戦車シミュレーターをRaspberry Piでレストア
  9. 透かし彫刻磁器という古くからある芸術形式を3Dプリントし、目の見えない人も見える人も共有可能なデータ形式を作製
  10. 最速3Dプリンターより10倍速い——スタンフォード大の最新3Dプリント技術「iCLIP」

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る