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新分野の製品開発に最適——ネクステッジテクノロジー、「aeroTAP 3D USBカメラGS」を発表

ネクステッジテクノロジーは、ステレオビジョン方式の3Dセンサー「aeroTAP 3D USBカメラGS」を発表した。

ステレオビジョン方式の3Dセンサーは、深度計算、カラー画像と深度画像との同期/マッピング処理をモジュール内臓のICチップで処理するため、CPUへの負担が無く、シンプルな機構で構成できる。

リアルタイム3D再構成を使った、デジタルサイネージ用インタラクティブデジタルコンテンツ例

USB2.0/3.0バスパワーで接続できる他、複数センサーの同時接続も可能で、ハイパフォーマンスのCPU/GPUを必要としていたリアルタイム3D処理を安価なシステムで実行できるという。

ステレオビジョン方式では、左右二つのイメージセンサーが完全に同期して撮像され、深度マップをICチップで計算する。結果、深度画像とカラー画像も完全に同期し、それぞれのマッピング結果がカメラモジュールから取得できる。

同社のaeroTAP 3D USBカメラと比較し、高精細な3Dキャプチャーを実現するためにベース幅を6cmとし、グローバルシャッターを採用している。 カメラモジュール部の寸法は10×4×1.84cm。有効距離は25cmから4.5mで、広角FOV84レンズの採用により、1.5m離れると人物の全身を捉えられる。

イメージセンサーの解像度は1280×972、センサーサイズは1/3インチだ。 深度画像の解像度は640×480/1280×720、カラー画像は640×480から1280×720にそれぞれ対応。1280×720深度画像とカラー画像が完全に一致するため、カラー画像と合成した3Dキャプチャーを作成できる。

同カメラの用途として、モビリティロボットをはじめ、ADAS用センサー、VRやMRコンテンツのインターフェイス、3Dデジタルコンテンツ、インタラクティブデジタルコンテンツ、監視カメラ、見守り、セキュリティカメラ、人数カウント、人物動作解析、ゲーム、スケルトン追跡、人物抽出など、さまざまな応用が可能だとしている。

このうちスケルトン追跡については、無料で提供しているOpenNI2ドライバーを介し、PCL/Unityなど既存のアプリケーション/開発環境で3Dデータを利用できる。

また、aeroTAP 3D USBカメラと共通のカメラベースを利用できる。カメラモジュール部分は、取り外して三脚ネジで固定できる。

予定販売時期は2018年11月、販売価格は4万円以下を予定している。

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