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ジレット、Formlabsと提携しシェーバーのハンドルカスタマイズサービス「Razor Maker」を開始

カミソリ製品ブランド大手のジレットは、3Dプリンターメーカーの米Formlabsと提携し、シェーバーのハンドルをカスタマイズする新サービス「Razor Maker」を試験的に開始した。

Razor Maker

Razor Makerは、シェーバーのハンドルを消費者の好みに合わせてオンデマンド作製するサービス。消費者は専用サイトにアクセスして、48種類あるハンドルデザインから1つ選択し、さらに、ハンドルの色やシェーバーの刃の枚数などを選択して注文する。受注後、ジレットは、ボストン本社でFormlabsのSLA(光造形)方式プリンターForm 2を使ってハンドルを作製。消費者の手元には注文から2~3週間で届くというものだ。

Razor Maker

価格は19~45ドルで、一部のハンドルデザインでは名前など文字入れ(アルファベット大文字または数字12文字まで)も可能だ。

Razor Maker

北米Gillette & VenusのディレクターPankaj Bhalla氏は、「ジレットは、男性の見た目、印象、そして存在が最高の状態であるように手助けする事業を営んでおり、それは、男性のシェービングのニーズを満たすだけでなく、彼らのライフスタイル、見た目、予算に合った身なりを整えるための選択肢を提供するということを意味する」と、カスタマイズの必要性を述べている。

また、Formlabsの最高製品責任者(CPO)Dávid Lakatos氏は、ジレットと提携することの意義について「3Dプリンターによる大規模な特注品生産は、現実のものとなってきている。3Dプリンティングは、人々が毎日扱うほとんどの製品の開発や製造プロセスに関わってきたが、消費者が直接3Dプリンターに関わることはほとんどなかった。この新しい試みは、3Dプリント製品を消費者の手に直接届けるための次のステップになる」と語っている。

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