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独BigRep、世界初の3Dプリント電動バイク「NERA」を発表

独BigRepは、世界で初めて電子部品以外の全てのパーツを3Dプリンターで製造した電動バイク「NERA」を発表した。

NERAは、15個のパーツで構成する電動バイク。同社傘下のNOWLABによる埋め込みセンサー技術などの独自開発技術を取り入れて作られたプロトタイプだ。実際にライダーがNERAに乗って道路を走行している動画も公開されている。

NERA e-motorcycle

NERAのタイヤ、フレーム、シートなど電子部品以外のパーツは、全て同社の大型3Dプリンターで製造。NOWLABが開発したタイヤは、特注設計の溝が付けられたエアレスタイヤだ。タイヤの他にも、サスペンション代わりとなる弾力性のあるバンパーや軽量でひし形の形をしたリムも採用している。フロントフォークがないフォークレス設計で、電子エンジンとバッテリーはボディ内に格納されている。

NERA e-motorcycle

NERAのサイズは1900×900×550mm。フィラメントは、BigRep製「Pro HT」、「Pro FLEX」に加え、PETHとPLAを使用している。0.6~1mm径ノズルでプリントしたパーツのレイヤー厚は0.4~0.6mmだ。

NOWLABの共同創業者であるダニエル・ビューニング氏は、「このバイクや私たちが開発している他のプロトタイプは、エンジニアリングの創造力の限界を押し広げ、私たちが知っている積層造形技術を作り変えていくでしょう」と話している。

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