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セルラーIoTがあらゆるアプリケーションで利用可能に——Nordic、セルラーIoTモジュール「nRF91シリーズ」を発売

Nordic Semiconductor(以下Nordic)は、セルラーIoTモジュール「nRF91シリーズ」初のラインアップとなる「nRF9160 System-in-Package(SiP)」を発売した。

nRF9160は、本体寸法10×16×1mmというコンパクトサイズながら、外部バッテリー、SIM、アンテナが必要であるという点を除き、セルラー接続やIoTアプリケーションで必要な機能を統合したSiPパッケージだ。FCC認証/CE認証に加え、GCF認証も取得している。

CPUコアにはArm Cortex M-33を採用し、フラッシュメモリー(1MB)とRAMオンボードメモリー(256KB)を搭載。加えて、多様なペリフェラル、アナログ/デジタルインターフェイス、32本のGPIO、フルLTE機能付き独立型モデムに加え、マルチバンドRFフロントエンドを搭載している。

また、Arm TrustZoneとArm CryptoCellセキュリティを組み込むことで、インターネットレベルの暗号化とアプリケーション保護を実現している。

同SiPは、LTE-M/NB-IoT規格の両方に対応しているほか、SIM/eSIMをサポートする。GPSへのサポートも組み込んでおり、GPSとセルラーデータを組み合わせることで、より正確な測位に利用できる。

サポートする開発キットやSiPモジュールの各種サンプル、LTE-Mファームウェア、クラウド接続向けのアプリケーション例を含むSDKは、現在全て利用可能だ。

SDKには、Nordicのクラウドベースのデバイス管理ツール「nRF Connect for Cloud」とPCベースのツール「nRF Connect for Desktop」が含まれているほか、Segger Embedded Studioにも対応する。

なお、NB-IoTおよびGPS機能は、2019年第1四半期中のファームウェアのアップデートを通じた評価で利用可能となる予定だ。

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