Raspberry PiとROSでロボットを動かそう——オーム社、「Scamperによる ROS & Raspberry Pi製作入門」発刊
2018/12/26 13:00
オーム社は、Raspberry Piを搭載する研究/教育用ロボット「Scamper」を使い、ROSを基本から学ぶことができる学習書「Scamperによる ROS & Raspberry Pi製作入門」を発売した。
Scamperは、オムニホイールやメカナムホイール、超音波センサーを備えた研究/開発/教育用ロボットキットだ。制御用にRaspberry Piを搭載し、ミドルウェアにはROS(Robot Operating System)を採用している。
本書は、Scamperを活用して複雑な移動制御や画像処理、またロボットの遠隔操作などを学ぶことができる解説書だ。ロボット作りにかかわる研究開発や学習を始めようとしている大学研究室員や企業エンジニア、またROSをこれから学ぼうとしている人向けを想定している。
まず準備として、Raspberry PiやROSのセットアップの解説から始まり、ROSプログラミングの基礎の解説。さらに応用として全方向移動ロボットの走行制御やステレオカメラを使った物体追従などに挑戦する。
著者は鹿貫悠多氏で、監修はScamper開発元のリバスト。B5判240ページで定価が3240円(税込)だ。