磁力で電球が宙に浮く不思議なデスクライト「Levia」
2019/02/12 16:30
電球が宙に浮くイタリア製デスクライト「Levia」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。宙に浮いた電球が揺れる姿には理屈を越えた美しさがあり、イタリアンデザインの神髄を感じさせる一品だ。
Leviaは、磁力で宙に浮いた電球を電磁誘導で点灯するデスクスタンド。電球に内蔵バッテリーはなく、台座から伸びた支柱先端のソケットに電球を近づけると、電球が磁力で宙づりになり、同時に点灯する。
台座のタッチセンサー式ボタンで電気をつけたり消したりできるが、消灯しても電球は宙に浮いたままの状態を保つ。落下防止機能があり、強い衝撃を受けたり停電などで電流が遮断されたりすると、電球は磁力で支柱先端のソケットに吸着する。
電球のフィラメントはLEDで、消費電力は3W。フィラメントの寿命は5万時間で、1日8時間の使用で約17年もつ計算だ。
Leviaの高さは390mm。色は白と黒の2種類だ。支柱は金属製で、台座の大きさは100×100×45mm。台座は、大理石をCNC加工機で切削し丹念に手仕上げ加工している。
白色モデル「Total White Carrara」の台座には、イタリアのトスカーナ州カッラーラ産の白大理石を使用。ビアンコカラーラと呼ばれる有名な大理石で、ミケランジェロのダビデ像にも使われている石材だ。黒色モデル「Total Black Marquina」の台座は、スペイン北部バスク州マルキナ産の黒御影石に似た大理石で作られている。
Leviaの早期割引価格は、Total White Carraraが99ユーロ(約1万2000円)で、Total Black Marquinaが114ユーロ(約1万4000円)。出荷は2019年7月の予定で、日本への送料は39ユーロ(約4900円)だ。
Leviaは2019年3月5日までクラウドファンディングを実施。2019年2月12日時点で、目標の2万ユーロ(約250万円)に対して約1万3000ユーロ(約170万円)を集めている。