EMI対策と高速伝送に対応した細線同軸コネクター「CABLINE-UM」
2019/02/13 10:30
第一精工は、「I-PEX Connectors」ブランドの細線同軸コネクターCABLINEシリーズに、360度EMIシールドの0.4mmピッチ、ライトアングル縦嵌合タイプ、メカニカルロックオプション付きタイプ「CABLINE-UM」を追加した。
近年データ伝送スピードの高速化に伴う低ロス要求や、IoTデバイス内部でのアンテナ周波数帯との干渉の懸念から、機器内部に搭載される電子部品の確実なノイズ対策が求められている。同社ではそれに対応するためCABLINEシリーズにおいて、360度EMIシールドによるノイズ対策製品や、情報通信機器内で高速伝送接続を実現する製品を開発、提供しているが、今回新たなラインナップとしてCABLINE-UMを追加した。
CABLINE-UMは、360度EMIシールドと多点グランド設計を採用することで、機器内部でのノイズ対策と高速伝送規格への対応を両立。360度EMIシールドによってEMIが軽減されるために、設計の自由度も増すという。
Thunderbolt 3(20Gbps/lane)などの高速伝送内部接続に適した細線同軸コネクターで、コンタクト有効嵌合長0.65mmの高い接触信頼性と、メカニカルロップ(オプション)による高い嵌合保持力を確保することができる。
嵌合高さが2.2±0.15mm(ロックカバーあり)または2.0±0.15mm(ロックカバーなし)、幅は30Pが17.0mm、40Pが21.0mm、奥行きが5.0mmだ。適合ケーブルは、細線同軸ケーブルの45Ω AWG #38以下および50Ω AWG #40以下のケーブルサイズ、TwincoaxケーブルのAWG #40、ディスクリートケーブルのAWG #34以下のケーブルサイズとなっている。