同システムはスタートアップのVAQSOが開発した、VRから香りを発生させる技術を活用。仮想店舗内で商品（りんご／オレンジ／クロワッサン）に近づくとVRヘッドセットに取り付けられたデバイスから香りが発生する仕組みで、自宅にいながら嗅覚も合わせた臨場感ある買い物を体験できる。

同社の法人VRソリューションを強化するもので、日本アクセス主催のイベント「春季フードコンベンション2019」にも出展済みだ。

同社は2021年以降、5G回線内蔵の小型／軽量VR端末が普及する可能性があり、VRショッピングが一般化すると推測している。

これまで同社は、危険な作業／研修などのトレーニングや、ユーザビリティ検証などのシミュレーション、遠隔会議などのコミュニケーション用途として法人VRソリューションを展開してきた。今回、VRを活用したショッピング用途として新たにシステム開発することで、VRの活用範囲を拡充した形になる。

同社は、2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」のもと、生体認証やAI／IoT、セキュリティ、ネットワークサービスなどの先進技術を活用し、今後も心地よい顧客体験を生み出し続ける店舗運営の実現に取り組むとしている。