PIC MCUアプリケーションをクラウドに——Microchip、クラウドIoTコア向けラピッド開発ボード「AC164164」を発表
2019/02/27 09:30
マイクロチップ・テクノロジーは、Google Cloud IoT Core向けPIC-IoT WG開発ボード「AC164164」を発表し、量産出荷を開始した。
AC164164は、PIC MCUを使ったアプリケーションを、接続およびセキュアにしやすくすることで、大規模なソフトウェアフレームワークとリアルタイムOSにつきものの開発期間の長期化、コストの増加、セキュリティの脆弱化を防ぐのを目的としたラピッド開発ボード。
AC164164は、CIP(コアから独立した周辺モジュール)を内蔵したXLP(eXtreme Low Power) PIC MCUの「PIC24FJ128GA705」、Google Cloud IoT Coreに登録済みの「ATECC608A」 CryptoAuthenticationデバイス、MCUにSPIインターフェイスで接続できるIEEE 802.11 b/g/n IoTネットワークコントローラー「ATWINC1510」、デジタル温度センサー「MCP9808」、電圧レギュレーター「MIC33050」、バッテリーチャージャー「MCP73871」 などを備える。
Google Cloud IoT Coreは、PIC-IoT WG開発ボードと無償のオンラインポータルを使い、クラウド接続機能を簡単に追加可能だ。接続後は、MPLAB Code Configuratorを使い、アプリケーションの開発、デバッグ、カスタマイズができる。
開発ツールは、MPLAB X統合開発環境(IDE)と、MCCラピッドプロトタイピングツールでサポートされている。