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スペースX、宇宙船「スターシップ」用エンジン「ラプター」の画像公開

スペースXのイーロン・マスクCEOは、開発中の「BFR(Big Falcon Rocket)」用エンジン「ラプター(Raptor)」の外観と燃焼試験の様子を自身のツイッターで公開した。

BFRは、宇宙船「スターシップ」と、打ち上げ機「スーパーヘビー」から成る全長118mの2段式ロケットで、人類を月へ、そして火星へ送ることを目指している。

ラプターは液化メタンを燃料とするロケットで、推力は約200t。1段目のスーパーヘビーは全長63m、直径9m、重量3000t。ラプターを31基搭載し、2段目のスターシップを軌道へ打ち上げる。

2段目のスターシップは全長 55m、重量85t。ラプターを7基搭載し、月・火星には100t以上のペイロードを運ぶ能力がある。与圧室は825立方メートルとエアバスA380のメインキャビンより大きく、40の船室がある。ZOZOTOWNの前澤社長がこれに乗って月旅行することを宣言したことでも有名だ。また、火星へ向かうスターシップは、別のスターシップをタンカーとして利用し、軌道上で燃料補給するという壮大な計画だ。

スターシップは衛星打ち上げビジネスでの利用も考えられており、地球低軌道なら150t以上を投入することができる。これにより、現在ファルコン9で1kgあたり3300ドルの打ち上げコストを75ドルへと、大幅に下げることができるという。BFRは、2020年の初飛行を目指している。

fabcross for エンジニアより転載)

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