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独フラウンホーファーIWU、スクリュー押出式高速3Dプリンター「SEAM」を発表

独フラウンホーファー研究機構工作機械・成形技術研究所(IWU)は、スクリュー押出機構と6軸可動の造形プラットフォームを採用した高速3Dプリンター「SEAM」を発表した。

SEAM(Screw Extrusion Additive Manufacturing/スクリュー押出式付加製造)は、熱溶融積層(FFF)方式の一種だが、その押出機構は従来の3Dプリンターとは大きく異なる。フラウンホーファーIWUが開発した押出機構は、プラスチックのフィラメントをドライブギアで繰り出す方式ではなく、スクリューを回転させて粒状のプラスチックをホットノズルを通して押し出す方式を採用している。

SEAM

この方式では、直径1mmのノズルで1時間当たり最大7kgのプラスチックを押し出すことができる。フラウンホーファーIWUによれば、典型的なFFF方式では毎時50g程度のプラスチックしか押し出せないという。

SEAM

SEAMは、高さ300mmのプラスチック部品をわずか18分で製造できる。フラウンホーファーIWUのMartin Kausch博士は、高速プロセスを可能にしたのは「工作機械技術と3Dプリンティングのコンビネーションによるものだ」と語っている。

また、SEAMは、ヘッドではなく造形プラットフォームを上下左右に旋回するように動かして造形物をプリントする。工作機械のモーションシステムによる6軸可動の造形プラットフォームは、X/Y/Z軸方向に秒速1メートルで移動可能で、最大45度まで傾けることができる。

SEAM
SEAM

この方法により、SEAMはサポート構造なしで複雑な幾何学形状をプリントできるうえ、射出成形部品の上に重ねて3Dプリントすることも可能だ。造形プラットフォームは旋回するように動くので、湾曲した形状の構造物の上にプリントすることもできるという。この技術で「従来のプロセスより8倍の速さでプリントできるようになり、プラスチック部品の製造時間を大幅に短縮できる」とKausch博士は述べている。

フラウンホーファーIWUは、2019年4月1日~4月5日にドイツで開催される「ハノーバーメッセ2019」にSEAMを出展する予定だ。

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