Travel Saxは、リードをはずすと長さ22cm、重さは300gと、手軽に持ち運んでどこでも練習できる電子サックスだ。開発者によると、キーポジションからブレスの感覚まで実物のサックスに極力近づけているという。

また、本物のマウスピースを接続できるのも特徴のひとつだ。プロトタイプではアルトサックス用のマウスピースのみ用意しているが、最終製品では、ソプラノ、テナー、バリトンにも対応する。

BLE対応で、USB接続も可能。スマートフォンやタブレットに接続して、演奏や録音はもちろん、さまざまな音楽アプリを利用して練習もできる。PCやMACと接続してMIDIコントローラーとして使えば、ライブやスタジオ録音も可能だ。

付属の専用アプリには、スケジューラーも搭載しているので毎日の練習に役立てることができる。アプリはiOS、Androidに対応する。バッテリーはUSBから充電し、連続6時間まで駆動する。

特別価格は424ユーロ（約5万4000円）。出荷は2019年10月の予定で、日本への送料は30ユーロ（約3800円）だ。

Travel Saxは、2019年4月13日までクラウドファンディングを実施中。3月29日時点で、7000ユーロ（約88万3000円）の目標額を大きく上回る約5万1000ユーロ（約630万円）を集めている。