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200ドル台で高精細造形——LCD方式3Dプリンター「Orange 30」

LCD SLA(光造形)方式の3Dプリンター「Orange 30」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Orange 30は、プレートが下から上に移動しながら出力するボトムアップタイプの光造形方式3Dプリンター。キャンペーン価格229ドルと低価格ながら、2.8インチの2K LCDタッチスクリーンを搭載し高精細な造形ができる。

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47.25μmの高精細造形を可能にしているのが、マトリックスUVバックライティングLED技術と2K解像度(2560×1440)のLCD。レイヤーの厚みは20~100μmだ。また独自開発のソフトウェアが、迅速なスライシングとスマートなサポート材設定を提供するとしている。

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ボディはメタル製で、効率的な冷却システムデザインで高速造形が可能だ。さらに、温度が高くなりすぎると自動停止してシステムの故障を防ぐ機能を搭載し、本体の長寿命使用に貢献する。最大造形サイズは120×68×170mmで、小型模型やジュエリー、プロトタイプの作製、歯科医向け用途に適している。

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本体に加えて独自開発のレジンを各種用意しており、セーフティレポート付き。スタンダードモデルの「STLB(ライトブラウン)」、「STW(ホワイト)」、「STC(クリア)」、「STG(グレー)」、ナイロンライクな工業向け「NLEC(クリア)」、歯科医向け「DMLB(ライトブラウン)」各1Lをオプションで提供する。

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Orange 30の予定小売価格は450ドル(約4万8700円)で、今なら数量限定の早割価格229ドル(約2万4800円)で入手できる。250mlのレジン1本が付属する。2019年8月の出荷を予定しており、日本への送料は48ドル(約5190円)だ。

Orange 30は、2019年6月29日までクラウドファンディングを実施中。6月17日時点で、3万ドル(約325万円)の目標額を大きく上回る約11万4000ドル(約1200万円)を集めている。

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