7色に光る影をデザインする——光の3原色を利用したLED照明「RGB_Light」
2019/07/11 17:30
色とりどりの影を生み出すLED照明「RGB_Light」が、先行予約受付を開始した。
RGB_Lightは、3個のRGBフルカラーLEDを使って光の3原色を別々に照射することで、白い光の中に7色の影を生み出している。「影は黒い」という常識から離れ、対象を見る角度を変えることで影の見え方が変化する新鮮さを感じることが狙いだ。
スマーフォンからの操作によって、光量と光の色を一定に制御したまま、LED3灯の色相を変化させることで、影の色彩を変容させることができる。個人住居から店舗、空間デザイン上のアクセントなど、新しい感覚の照明としての展開を目指している。
本体サイズは直径303mm、高さ109.7mm、重量960g、消費電力が約9~12ワットで、光源はRGBフルカラーLED×3だ。対応スマーフォンはiOSで、Bluetooth Low Energy(BLE)で通信する。Androidの対応は未定だ。
RGB_Lightは、100BANCHのGARAGE Programに採択されたグラフィックデザイナー河野未彩氏の発案によるもの。100BANCHは、パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーの3社によって、「つくりたい未来」「100年先を豊かにする未来」を創造することをミッションに2017年7月に誕生したプロジェクトだ。
設計/製造はshiftallが支援し、予約は河野未彩氏のWebサイトで受け付けている。販売想定価格は15万円程度の予定で、2019年中に販売開始する予定だ。