ニキシー管でスペアナを作る——IN-9を使ったオーディオスペクトラムアナライザーキット「IN-9 Nixielyzer」
2019/08/07 11:30
オーディオスペクトラムアナライザー「IN-9 Nixielyzer」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
IN-9 Nixielyzerは、バーグラフ型ニキシー管「IN-9」を採用したアナログオーディオスペクトラムアナライザー。6本のニキシー管が63Hz、150Hz、330Hz、1kHz、3.3kHz、10kHzの周波数レンジに対応し、オレンジ色の光で信号レベルをリアルタイム表示する。
RCAステレオ入出力端子と1/8インチTRSジャックをそれぞれ2つ備え、MP3プレーヤー、モバイルフォン、ヘッドフォンと接続できる。内蔵マイクを利用すれば、スタンドアロンのデバイスとして使うこともできる。
大きさは135×95×160mm(ニキシー管含む)。IN-9は旧ソビエト連邦製のヴィンテージ管で、未使用の新品を搭載する。組み立てキットと完成品の2種類を用意。マニュアルをダウンロードし、はんだ付けをしながら4時間ほどで組み立てられるという。
電源は12/15Vで、消費電力は通常使用で約4VA。入力インピーダンスは22kΩ。表示のダイナミックレンジを広げるために改良されたdbxコンパンダー回路を内蔵しているという。
価格はニキシー管付き組み立てキットが179ユーロ(約2万1600円)、完成品が229ユーロ(約2万7700円)。出荷はキットが2019年10月、完成品は2019年11月の予定で、日本への送料は10ユーロ(約1300円)だ。
IN-9 Nixielyzerは、2019年8月25日までクラウドファンディングを実施中。8月7日時点で、約3500ユーロ(約42万円)を集め、目標額を達成している。