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サイズ情報をPCに転送——富士通、採寸業務を効率化する「IoTメジャー hakaruno」発売

富士通はIoTデバイス「IoTメジャー hakaruno」と、計測したサイズ情報を記録する「hakarunoアプリ」を発売した。

IoTメジャー hakarunoで計測したサイズ情報は、Bluetoothでhakarunoアプリを通して、Excelやメモ帳などWindows上のアプリケーションで作成した伝票へ転送可能だ。アパレル業における採寸業務や検品業務をはじめ、運送業での荷物配送や製造業での部品検査の際のサイズ計測業務においても、業務の効率化につながる。

同製品は「メジャーを使って図った寸法をそのまま伝票に転記できないか」というアパレル業界のニーズに対し、富士通デザインが企画し、クラウドファンディングで試作品を製作。アパレル業だけでなく運送業や製造業など、さまざまな業種からのニーズに応える形で、正式に商品化した。

IoTメジャー hakarunoで計測しボタンを押すと、hakarunoアプリを通して、BluetoothでペアリングされたPC上のWindowsアプリケーションのカーソル位置に、計測したサイズ情報が転送される。これまで手作業だった記録用紙や伝票にサイズ情報を転記する作業が、計測ボタンを押すごとに自動で値を入力でき、業務効率化を促進するとともに転記ミスも軽減できる。

また、メジャーテープ裏面に印刷している特殊なパターンを読み取ることで(特許出願中)、1mm単位での計測が可能だ。さらに、複数の箇所を連続して計測する際にメジャーテープの巻き戻しを必要としないため、素早い計測が実現できるとしている。

価格はIoTメジャー hakarunoが1台3万8000円、hakarunoアプリが月額500円(メジャー1台あたり)。今後、アプリケーションについてはスマートフォン(iOS、Android)にも対応予定だ。販売目標として、2022年度末までに3万台の販売を見込んでいる。

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