TESRAYは、同社独自のハードウェア技術およびAI技術を活用した画像処理アルゴリズムによって、外観検査を自動化するソリューションだ。

塗装部品や板金部品などの工業製品から、野菜などの食品までさまざまな素材や形状の製品を検査できるのが特徴だ。また、一般的な外観検査システムなどの構築に必要な数千から数万個の学習データを必要とせず、最小で数十個程度のサンプルデータで自動検査を可能にする。さらに、特定部品では検査精度100％も可能な高い精度を持つとしている。

同社によると、プラスチック成形や組み立てなどの町工場では、検査員が1個ずつ部品を目視で検査しており、検査員の育成や人手不足が課題となっていた。さらに大手製造業からも同様の課題を解決してほしいとの要望があったことがTESRAY開発のきっかけになったという。