ライフイズテックは以前より教員向けのIT／プログラミングキャンプを実施するなど、IT／プログラミング教育における教える側の課題解決に取り組んできた。

同社では、小学校のプログラミング教育で活用されているScratchなどのビジュアルコーディングの体験から、テキストコーディングによるより高度なプログラミングへのスムーズな移行が、プログラミング教育における課題だと捉えている。MOZER for Schoolはそのような課題を、教師にできるだけ負担をかけずに解決することを目的に開発されたプログラミング教育指導教材だ。

MOZER for Schoolは、生徒一人ひとりが自分のペースで学習でき、エピソードに合わせて課題が出題されるなど、作品作りを通して楽しくコーディングを学習できるのが特徴だ。

導入環境や設定がシンプルで授業準備の手間もかからず、進捗管理画面や指導案、評価指標などの指導側を支援する機能も充実している。

2020年春から提供される教材の学習テーマは「HTMLとCSSによるホームページ制作」だ。学習コンテンツが約12時間、復習コンテンツが約2時間、オリジナル作品制作実習約8時間のボリュームだ。ただし、実際の授業では、これらのコンテンツを4コマから20コマ前後で柔軟に選択して利用することができる。

使用にはインターネット環境が必要で、対応OSはWindows（OS：7以降）、Mac（OS：10.12以降）、Chromebook（OS：最新）、対応ブラウザはGoogle Chrome、Microsoft EdgeおよびSafariだ。ブラウザ上で動作するため専用ソフトウェアなどは必要ない。生徒1人あたり年間2000円の利用料金が掛かる。