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ストラタシス、PolyJet方式3Dプリンター「J850」と新たな造形材料を発表

ストラタシス・ジャパンは、フルカラーマルチマテリアルに対応したPolyJet方式3Dプリンター「J850」を発表した。J850は、Super High Speed Mode(超高速モード)を備え、従来のJシリーズの2倍の速度で造形できる。また、7種類の材料に対応し、色や透明性、柔軟性のさまざまな組み合わせによる造形が可能だ。

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J850の発売にあわせて、2種類の新PolyJet材料を発表した。1つは透明度が高くガラスのようにみえるモデルが作製可能な「VeroUltraClear」。造形物の内部構造を可視化したり、透明なパーツのデザインを検証するためのコンセプトモデルなどの製作ができる。もう1つは、コスト性にすぐれた「DraftGrey」で、デザインプロセス初期の短サイクルでの繰り返し作業などに適しているという。

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ストラタシス・ジャパンはまた、Fortus F900 3Dプリンター向けの「Antero 840CN03」、F370 3Dプリンター向けの「Diran 410MF07」および「ABS-ESD7」の3種類の新しいFDM方式用熱可塑性プラスチックも発表した。

Antero 840CN03は、安定した静電気放電性能(ESD)と、非常に低いアウトガス性、高い耐摩耗性や耐熱性を備えた、航空宇宙向けなどに適した素材だ。Diran 410MF07は、耐久性の高いツーリングアプリケーション向けで、炭化水素ベースの化学薬品への耐性、高い靭性および低摩擦性を持つ。ABS-ESD7は、静電気に敏感なアプリケーション向けに開発されており、粉末や粉塵、微粒子などの他の材料への放電や誘引を防止できる。

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