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UCサンディエゴ、ウバウオ(姥魚)の生態を研究し、高性能な吸引カップを開発

カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、海辺に生息する小魚の吸盤にヒントを得て汎用性の高い吸引カップを開発した。

研究者達をインスパイアしたのは、温帯から熱帯にかけて広く分布するウバウオ(姥魚)。海岸の浅瀬や潮だまりに生息する小魚で、うろこがなく、左右の腹びれが合わさってできた吸盤で岩などに張り付く。ウバウオの吸盤は、微細繊維で覆われた乳頭と呼ばれる六角形の組織の列が並んでおり、岩の表面が滑らかでもでこぼこでも張り付くことができる。

研究者は壊れやすいものが扱える繊細なグリップの技術を開発することを目的に、ウバウオの吸盤をリバースエンジニアリングして、内側にシリコーンの柔らかい層を持つ吸引カップを開発した。

新開発の吸引カップは、水中、空中を問わず、表面が濡れていても、乾いていても、あるいはざらざらしていても吸い付けることができる。具体的には、サクランボやイチゴなどを潰すことなく吸い付け、また、巻き貝の殻や花瓶などを調べるために拾い上げることができた。また、宙吊りの状態では自重の350倍まで支えることができる。

この吸引カップは、製品の梱包、産業用ロボットのグリッパー、海底調査船のマニピュレーターなど、様々な用途に使うことができるという。研究成果は、『Bioinspiration & Biomimetics』ジャーナルに掲載されている。

fabcross for エンジニアより転載)

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