ASUS、AIアプリケーション向けシングルボードコンピューター「Tinker Edge T」発売
2019/11/21 17:30
ASUSが、AI処理用にGoogle製のTPUを搭載し、AI推論を高速処理する名刺サイズのシングルボードコンピューター「Tinker Edge T」を発売する。
Tinker Edge Tは、AIアプリケーション向けに設計された名刺サイズのシングルボードコンピューター。Googleの機械学習アクセラレーター「Google Edge TPU」をオンボードで搭載することで、計算単位あたり0.5ワットの消費電力で、1秒あたり4テラ操作(TOPS)を実行できる。また、TensorFlow Liteモデル用に最適化されており、一般的な機械学習モデルを容易にコンパイルして実行できる。
その他、SoCにはクアッドコアARMベースの「NXP i.MX 8M」プロセッサを搭載。1GBのLPDDR4デュアルチャネルメモリ、オンボード8GB eMMCストレージに加えSD3.0インターフェイスを備える。
さらに電源周りを強化し、最大45ワットまでの電力供給することで、複数のデバイスを接続した場合でも安定した動作と優れた入出力パフォーマンスを確保する。
価格はオープン価格で、2019年12月の発売予定だ。