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スタンフォード大、視覚障害者の3Dモデリング作業を手助けする触覚ディスプレイを開発

Image credit: Farrin Abbott

米スタンフォード大学は、視覚障害者に3Dモデルへのアクセシビリティを提供する触覚ディスプレイ装置を開発した。この触覚ディスプレイを使えば、視覚障害者でも自分が作った3Dモデルがどのような形になっているのか、触って確認したうえで、3Dプリントできるようになるという。

現在、視覚に障害がある人でも3Dモデルのプログラムはできるが、出来上がりの形状を知るには3Dプリンターで実際に造形が完了するまで何時間も待たなければならない。この触覚ディスプレイは、マトリクス状に並べられたピンが上下に動き、コンピューター上でデザインした3Dモデルの形状を再現するので、視覚障害者はピンに手で触れてその形状を確認できる。従来の触覚ディスプレイはピンの上下ストロークが短く、平面的なものしか再現できなかったが、スタンフォード大学が開発したディスプレイはストロークが長く、立体的な形状を再現できる。

この触覚ディスプレイは、オブジェクトを一方向から見た形状を立体的に再現するので「2.5D」と呼ばれている。2.5D触覚ディスプレイは、上方向からの姿を再現してカップのようなオブジェクトのへこんだ部分の中を触って確認したり、上下をひっくり返して底部を再現し触ったりできる。また、オブジェクトを回転させて感触を確認することも可能だ。

この2.5D触覚ディスプレイは、2019年10月29日、アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグで開催されたコンピューターとアクセシビリティに関する国際会議「ASSETS 2019」で発表された。論文共著者のSon Kim氏は「もしこれが費用対効果の高い方法で実用化あるいは大量販売されれば、学校を出た視覚に障害があるデザイナーたちがツールを手に入れる未来を切り開き、学習効果を高めるようなアクセシビリティを提供するだろう。そうすれば、個人主義やユニバーサルアクセスに寄与し、自立を促すことになる」とコメントしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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