ウェブアプリでロボットを動かせる——Raspberry Piベースのロボットキット「Vigibot」
2019/12/03 09:30
Raspberry Piを搭載したロボットキット「Vigibot」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
Vigibotは、インターネット経由でロボットを自由にコントールできるシステム。ロボットに搭載されたPiカメラのマシンビジョンを見ながら、リアルタイムでロボットを走行させたり、グリッパーを操作したりできる。
ロボットの操作には、サイトwww.vigibot.comへの登録とログインが必要だ。ウェブページのトップにある眠った顔のロボットアイコンが利用できるロボットで、クリックしてロボットを選ぶと緑色になる。ビデオフレームは映像の提供だけでなくロボットへのコントロール入力としても機能し、フレーム上でクリックやドラッグをすると、ロボットカメラのパンやチルトなどができる。また、隣にある操作アイコンやキーボードの方向キーを使ってもロボットのコントロールができる。
ロボットアイコンの下には名前とping値が表示され、リアルタイムのレイテンシーモニタリングもバーグラフで表示される。現在はフランスにあるサーバー1台だけを提供しているため、同時接続できるユーザー数に限りがあるという。
Vigibotロボットとして、4輪駆動の「4WD」と、4WDにグリッパー×2とカメラのパン/チルト機能を備えたスマイリングリングヘッドを搭載した「Minus」を用意している。4WDキットは149ユーロ(約1万7900円)、Minusキットは249ユーロ(約2万9900円)で提供する。どちらも組み立てにはんだ付けは不要だ。2020年3月の出荷を予定しており、日本への送料は4WDキットが20ユーロ(約2400円)、Minusキットが12ユーロ(約1440円)だ。
Vigibotは、2019年12月19日までクラウドファンディングを実施中。12月3日時点で、5000ユーロ(約60万円)の目標額に対して約3000ユーロ(約38万円)を集めている。