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家庭の電気をスマートフォンでマネジメント——「Nature Remo E」シリーズ、先行予約開始

IoTスタートアップのNatureは2019年12月10日に開催した先行体験会で、家庭で容易にエネルギーマネジメントができるIoTデバイス「Nature Remo E」「Nature Remo E lite」をメディア向けに公開した。また同日、同製品の先行予約の受付を開始した。

Nature Remo Eは、特別な配線工事や家電の買い替えをしなくても、家庭のコンセントに挿すだけでHEMS(Home Energy Management System)を導入できるシステムだ。スマートフォンの専用アプリを使って、連携した家庭の蓄電池を家の外からコントロールしたり、電力消費や太陽光発電システムの情報を確認したりできる。

Nature Remo E liteは、スマートメーターとの連携に特化したエントリーモデル。家庭の電力消費量をスマートフォンでリアルタイムにモニタリングできる。

同社が2017年10月に発売したスマートリモコン「Nature Remo」は、温湿度、人感、GPSなどの環境センサーを内蔵。スマートスピーカーやNature Remoアプリを介して家電を操作できる。発売から2年ほどで10万台を販売している。

このNature Remoと組み合わせることで、Nature Remo Eシリーズの活用の幅が広がる。例えば、Nature Remoが室温を検知し、それに合わせてエアコンを起動あるいは停止させる。すると、Nature Remo Eがエアコンの電力消費量をスマートフォン上に示し、外出先でも稼働状況を把握することができるといった具合だ。

同日の先行体験会では、来場した2組のユーザーがNature Remoの使用感を述べた。「赤ちゃんの世話で手が離せないときに、声だけのワンステップで家電を動かせるのはとても助かる」「マイルールを設定して、家から1kmの範囲に入るとエアコンが自動的に起動するようにしている」「車椅子に乗っているので、介助者がいないときに、スマホ1つでテレビをつけたり音楽を聴いたりできるのが便利」などのコメントがあった。

またNature Remo Eシリーズについては、「普段から、いろいろな家電の消費電力を把握しておくことで、災害時の電力不足時に電気の使い過ぎを防ぐことができそう」という期待の声が上がった。

photo スマートフォンやタブレットから家電の電力消費量を把握できる

Natureは、Nature Remo Eによるエネルギー事業への本格参入を目指し、2019年8月に5億円の資金調達をしている。同社代表取締役CEOの塩出晴海氏は、商社マンだった頃、人や自然を犠牲にする海外のエネルギー開発事情を目の当たりにした。「自然と共生しながら、再生可能エネルギーを地域で効率的にシェアできるような仕組みを作ろう」と決意したという。社名のNatureはその思いを表したものだ。

photo Natureの塩出晴海代表取締役CEO

家の中の電化製品を容易にIoT化するNature Remo、そして家庭でエネルギーマネジメントができるNature Remo E。同社は次の段階として、一般家庭にNature Remo Eを普及させることにより、太陽光発電の余剰電力を個人が自由にシェアできるP2P(ピアトゥピア)プラットフォームの構築を目指す。

Nature Remo Eは12月17日に発売され、先行予約特別価格は2万4800円(税別。以下同)。Nature Remo E liteは2020年3月に発売予定で、先行予約特別価格は1万2800円となっている。同社サイトから予約できる。

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